日本製 蒸留水器

日本製の蒸留水器はなぜ無い?

日本製の蒸留水器は、現時点で
少なくとも家庭用のものはありません。

当サイトで紹介しているメガキャットも
台湾製です。世界トップシェアを誇ります。

水文化が身近にある我が国だからこその
理由があるようです。

蒸留された清浄な水



国外から来日した外国人が驚くことのひとつに、
日本の街並みの清潔さや、
日本人の潔癖性があります。

街中で広告入りのポケットティッシュを
配っている光景を見て、
どれだけ日本人はきれい好きなんだと
驚いたという笑い話もあるくらいです。

もちろん、どこへいっても
一定の清潔さが保たれていることは
日本への良い印象に貢献しています。

水を飲む女性



こうしたことは、水の品質にも現れています。
世界中で水道水が直接飲める国は
とても少ない限られた数しかありません。

ヨーロッパなどの古い時代から
都市が形成された区域では、
水道施設も充実していそうですが、
残念ながらそうではありません。

中世には住宅地においても
下水は垂れ流しであったようで、
それが度重なる疫病の蔓延を招いています。

近代化によって整備されつつありますが、
現在でもヨーロッパでも
多くの家庭が上下水道があるものの、
家庭用に蒸留水器を常備しています。

清浄な水の滝のイメージ



また、現在の発展著しい中国の都市部や、
香港、台湾など比較的近代化されている
東アジアの地域でも、蒸留水器は欠かせない存在です。

都市化されたのが最近の話ですから、
ちゃんとした上下水道のインフラは整っているはずです。

それでも実際は蒸留水器を通さないと
直接飲める水にはならないそうです。


これにはいくつか理由があります。

まず取水口である河川やダムの水質が劣ること。
そこへ水を流し込む山の土壌が汚染されていること。

そしてインフラ設備の維持管理が出来ていないことです。

インフラだけ整えても、
きれいな水は飲めないということなのですね。

蒸留水器が無くて困った様子の男女



こうした事情から、外国では
蒸留水器に対する需要の歴史がある訳です。

したがって製品開発なども行われます。

きれいな水道水が飲める日本においては、
これまでそうした需要はなかったので、
日本製の蒸留水器が無いわけですね。


しかし、最近では事情が変わりつつあります。

ひとつは全国的な水道インフラの老朽化です。
特に住宅のすぐそばまで水を運ぶ水道管の
老朽化、劣化が問題になっています。

せっかく浄水場できれいな水を作っても、
それが通る水道管が汚いのでは意味がありません。

耐用年数を超えて使用されていたり、
数年以内に入れ替えが必要な水道管があるにも関わらず、
予算の都合などで再整備が進まない状況です。

注意!



もうひとつは、東日本大震災による
福島第一原発事故の影響です。

放射性物質の広がり具合や
その影響については
多々意見や学説があるところです。

しかし国土の多くに降り注いだことは
間違いない事実だと思います。

中には危険物質とわかっていながらも、
故意に、あるいは計測方法が困難などの理由で
観測値がない汚染物質もあります。

こうしたものが、我が国の水に
影響がないとは言えないでしょう。


ミネラルウォーターを買ってきて、
蒸留水器にかければわかることですが、
微量ながら不純物が含まれています。

つまりそれに付帯する物質も取り込んでいる訳で、
ミネラルウォーターだからといって安心は出来ません。


point!




こうした状況から、これからは
日本製の蒸留水器が発売されるように
なるかも知れません。

水道料金以外に、水を買うことに
抵抗がなくなりつつある日本人。

家庭に蒸留水器を置く時代が
やってくるかも知れません。



↓↓メガキャットの公式HPもぜひ参考にどうぞ↓↓






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