蒸留水とミネラルの関係について
蒸留水の使用を検討する中で、
よく出る疑問のひとつがミネラルの含有量についてです。
健康志向が進む中で蒸留水の使用も候補に上がるのでしょうから、
同時にミネラルの摂取について意識する人も多いのだと思います。
人間の身体を健康的に維持するために必要だとされるミネラル。
今では一般的になったミネラルウォーターの存在が証明するように、
一定の需要はある様です。
水分の中にミネラルが含まれていると考えると、
日頃使っている水を蒸留水に替えることで十分なミネラルが摂取できなくなると
不安に思うのだと思います。
もちろんいろいろな説があるのですが、
一般的な常識としては必要なミネラル量は
きちんとした食事を摂ることで十分だとされています。
あまりに偏った食生活を続けると
ミネラル不足を起こすこともあり得るということです。
この説に従えば、水を飲むだけで摂取出来ている
ミネラル量の影響はあまり考えなくて良さそうです。
、
不足状態にあるならばミネラルウォーターのみからの回復は望めなさそうです。
さて、ここでアンドルー・ワイル博士のご紹介をしてみます。
博士は、多数のベストセラー書籍をお書きになった医学博士です。
現在も、アリゾナ大学健康科学センターで
教鞭をとっておられていますが、
お忙しい中、自身のウェブサイトの中に
Q&Aコーナーを設け、一般からの質問に答えています。
その中に、蒸留水とミネラルの関係について
言及しているやり取りがありました。
質問者いわく、ミネラル分を排除した
蒸留水ばかり飲んでいると、ミネラル不足に陥り、
かえって有害なのではないかという、心配をしているようでした。
この質問に対し、ワイル博士は、次のような答えを返しています。
・そもそも水からミネラルを吸収できるのか疑問である。
・ミネラルは、食物から摂取されるものと、考えるのが基本。
・故に、蒸留水は有害ではなく、水からミネラルを補えるという
考え方に誤解がある。
・不純物がほぼない蒸留水は、無害である。
こうして考えてみると、ミネラルの摂取については水の飲み方よりも、
食生活の改善の方がはるかに大切なことがわかります。
栄養に偏りなく、いろいろな食材を食べることが有益なのですね。
ここで、せっかく食事から摂った栄養素を、
蒸留水が流し出してしまうと、心配する声もあります。
そのような心配は無用です。
蒸留水がミネラルを排除することはありません。
このことは、他の栄養素と同じことです。
人間の体は、必要な栄養素を体に
蓄える仕組みを持っています。
そこには、長期的に栄養素を保持できるものと、
すぐに消費されてしまい、
毎日補給しなければいけないものがあります。
ミネラルについては、多くを体に蓄えておくことができません。
定期的に食物から摂取し続ける必要があります。
このとき、一時的にミネラルを摂りすぎ、
必要以上に過剰摂取状態になることがあります。
この余分なミネラルは、体によい影響を与えません。
蒸留水は、この余分なミネラルを洗い流してくれるのです。
この機能が、どこかで歪められた考え方になってしまい、
有害説につながってしまったものと思われます。
戦術のワイル博士も述べられていますが、
蒸留水は考えられる限り、最高の純水であり、
体の洗浄効果を担うのに、適しているものであるとの
説を唱えられています。
最近では食材のサービス意識も高まっていて、
調理の手間を掛けずに食べられるものもいろいろ売られていますから、
ちょっとお店の棚に改めて目を向けてみて食生活の改善に努めてみてはいかがでしょうか。
また簡単なひと手間だけで食べられる
中食向けの加工食品の利用もバラエティに富んでいて楽しいです。
ディスカウントストアなどで手に入るものもありますから、
節約にもなって嬉しいところです。
お米を炊く時には蒸留水の利用が適している場面ですが、
お米研ぎには水道水を使って、炊く時用に蒸留水を使うといいと思います。
にがりをちょっとだけ加えると健康効果があるということで、
一時期ブームになったことがありました。
にがりにはそれこそ豊富なミネラル成分が含まれていますから、
意識して摂取したい人には一石二鳥だと思います。
ご飯の炊きあがりもふっくらとして心地良い食べ心地になるのが嬉しいですね。
安心して使える水には蒸留水がお勧めです。
加えてミネラルを意識するならば、
食材の工夫に努めることの方が効果的なのではないかと思います。
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